愛知教育大学国語選修/国語・書道専攻

初等教育教員養成コース/中等教育教員養成コース

選修・専攻の概要

新しい教育改革が進む中で、国語は学校教育全体の「基礎・基本」と位置付けられています。また近年、社会的にも国語科に対する関心が高まっています。文部科学省も国語力の重要性を特に強調したり、国際的な教育調査でも21世紀に必要なリテラシーの中心として国語力が大切であると語られています。 このような状況の中、国語科には「言語による思考と表現」という人間性と社会・文化理解の根幹に関わる教科として、国語科特有の指導とともに「総合的な学習の時間」やコミュニケーション能力・情報の実践的な活用・豊かな読書活動等の場面での発展が期待されています。
本選修・専攻においては、主に国文学(古典・近代)・国語学と、それらを基礎とした国語科教育(書写を含む)等についての専門的な内容を、「講義」と「演習」というふたつの学修形態で学びます。とくに、自分で問題を発見し、解明していく研究的な能力、論理的に報告発表し、まとめる能力を養うため、1年次から専門科目の演習を設定しています。2年次には卒業論文を作成するための研究室(指導教員)を決定します。所属研究室決定後は、論文作成のための指導や読書会、研究合宿等のゼミ活動が各研究室単位や合同で展開されます。その他、自分の生き方や感性を磨き上げていけるような指導体制の確立やカリキュラム構成にも留意しています。

選修・専攻の分野

国語学

国語学では、日本語がどのように形成されてきたのか、また日本語はどのような構造を持っているのかを、書物の記述、あるいは実際の言語使用を分析していくことで科学的に解明していきます。高校までの国語の認識とはまったく違う側面から、ことばの世界の奥の深さを知ることができます。初等国語選修と中等国語・書道専攻の両学生ともに卒業研究の領域として学ぶことができます。

国文学

国文学は、古典・近現代の文学を対象とします。先行研究を論理的に検討した上で、自分なりの読みを示す、あるいは作者の意図や時代背景を考究するなどして、文学理解の深化を目指します。特に近代文学(含む児童文学)は小学校国語教材の中心であり、表現の味わいを深く学ぶことが出来ます。卒業研究の領域としては、初等国語選修と中等国語・書道専攻の両学生ともに学ぶことができます。

国語科教育

国語科の授業は「言語の教育」「思考と表現に関わる根幹の教科」として、学校教育の重要な役割を担っています。国語科教育は、その授業を支える「授業論」「教材論」などを学習します。特に一年次で学ぶ国語科研究は実際の小学校教材を研究し、二年次からはじまる国語科教育B・Cではそれぞれの分野に応じた教材・授業研究を行い、四年次には教職実践演習によって小学校・中学校国語教員に必要な資質を高めていきます。多面的な角度から国語教育を考察する教育学部ならではの領域で、卒業研究の領域としては、初等国語選修と中等国語・書道専攻の両学生ともに学ぶことができます。

漢文学

漢文の基礎的な読解力を養い、高校では味わえなかった漢文の魅力を探っていきます。内容的には中国思想と中国文学の両面がありますが、いずれも日本人の考え方や文学に大きな影響を与え、親しまれてきたものです。卒業研究の領域としては、初等国語選修と中等国語・書道専攻の両学生ともに選ぶことができます。

         

書道

書道は楷書・行書をはじめとする漢字の書、および仮名の書の基本的な書法を学び、その上に立って多様な書表現の向上を図ります。また、書の歴史や書写書道に関する理論的な面もあわせて研究します。卒業研究の領域としては、初等国語選修と中等国語・書道専攻の両学生ともに選ぶことができます。

  • 愛知教育大学国語教育研究会

    国語教育に関心のある方から、どなたでも入会できます。理論的なリーダーがいるわけではなく、会員ひとりひとりが主体的に、そして自由に研究と実践を深めていく場にしたいと考えています。多くの方が研究の輪に参加してくださいることを願ってやみません。

    詳しくは↓

    愛知教育大学国語教育研究会ホームページ

  • ごあんない

    国語教育に関心があり研究したい方 愛知教育大学国語教育講座の主催により、これまで年1回公開講座を開催してまいりました。2015年より愛知教育大学国語教育研究会としてあらたに研究体制を整え活動していくことになりました。年1回の大会と3回程度の研究例会を実施していく予定です。そこで、広く会員を募ります。国語教育に関心のある方から、どなたでも入会できます。理論的なリーダーがいるわけではなく、会員ひとりひとりが主体的に、そして自由に研究と実践を深めていく場にしたいと考えています。多くの方が研究の輪に参加してくださいることを願ってやみません。

    詳しくは↓

    愛知教育大学国語教育研究会ホームページ

本選修・専攻のスタッフ

  • 今井正之助

    特別教授

    中世文学

    平家物語 , 太平記 , 太平記評判書

    佐藤豊

    教授

    中国近代思想、中国近代史

    辛亥革命 , 梁啓超 , 章太炎 , 章士サ

    中田敏夫

    副学長、教授

    国語学・国語科教育

  • 高瀬正一

    教授

    上代〜中古日本語,日本語学史

    有働裕

    教授

    近世文学、国語科教育

    古典文学 , 古典文学教育 , 文学教育 , 近世文学 , 井原西鶴

    奥田浩司

    准教授

    近代文学

  • 丹藤博文

    教授

    国語科教育・近代文学

    文学教育 , 日本近代文学 , 教材研究 , 授業研究 , 日本児童文学 , 言語学 , 読者論

    木村博昭

    教授

    書道実技・書論、書道史・書写書道教育

    書道 , 手書き文字 , 書体 , 書写

    矢島正浩

    教授

    中世〜近代日本語

    国語史 , 文法史 , 近代語 , 近世語

  • 田澤基久

    准教授

    近代文学

    田口尚幸(尚之)

    教授

    上代・中古文学

    国文学 , 日本文学 , 上代 , 古代 , 中古 , 平安 , 王朝 , 近世 , 江戸 , 和歌, 物語, 歌謡, 邦楽

    衣川彰人

    教授

    書道、書道史、書写書道教育

  • 堂薗淑子

    准教授

    中国文学

    中国文学 , 六朝 , 南朝

    鈴木達明

    准教授

    漢文学

    水川敬章

    講師

    日本近現代文学、日本近現代文化

  • 砂川誠司

    講師

    国語科教育・メディア・リテラシー

その他

取得できる免許状・資格

初等教育教員養成課程/国語選修は、小学校教諭1種免許が取得できるほか、必要科目の修得により副免として中学校教諭1種免許(国語)・高等学校教諭1種免許(「国語」または「書道」)および幼稚園教輪2種免許を取得できます。中等教育教員養成課程/国語・書道専攻は、中学校教諭1種免許(国語)が取得できるほか、必要料目の修得により副免として小学校教諭1種免許・高等学校教諭1種免許(「国語」または「書道」)を取得できます。

卒業後の進路

本選修・専攻の卒業生の合格率は高く、大多数が愛知県、名古屋市の小学校、中学校の教員となり、学校教育の中核として活躍しています。最近では大学院に進み、さらに研究を深めようとする学生や、各種公務員、一般企業に就職する学生も増えてきています。

所在地

〒448-8542

愛知県刈谷市井ヶ谷町広沢1

愛知教育大学

国語教育講座

пF0566-26-2111(代表)