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公開「地歌動画講義」

◆はじめに◆
平成21年、私は、近世に発展した箏曲地歌の歌詞に関し、『箏曲地歌五十選 歌詞解説と訳』邦楽ジャーナルより刊行しました。演奏家・愛好家・研究者、および、既存の本に満足できない人に向けて書いた注釈書で、幸い好評を得られたのではないかと感じています。古典文学の研究者である私にとって(「自己紹介」参照)、古典音楽関係者のお役に立てたことは、とても貴重な経験になりました。

刊行後からはじまった、演奏家と組んでの歌詞解説と演奏の会では、『茶音頭』や『夜々の星』をとりあげた際など、古典文学と古典音楽の融合を感じられる瞬間がありました。21年仙台22年西宮がそれです。私は、古典文学と古典音楽の融合をめざす試みをもっと突っ込んだかたちで行ないたい、そして、それをもっと手軽に周知したい、と考えるようになりました。 文学と音楽の融合ということで言えば、歌詞と曲調の同調を指摘できれば、文学と音楽がいかに融合しているかを明示できます。本サイトでとりあげる地歌に関しては、その点を理解していただきたく思います。

また、『五十選』では紙面の制約があったため、いつか好きなだけ語り、典拠を知ることの必要性をもっと説いてみたい、とも思っていました。古典文学の知識があることを前提につくられた歌詞の場合、典拠の解説が必要となります。そうした解説の必要性を存分に説ける場があれば、と考えるようになったのです。

以上のような経緯で、24年、本サイトをアップしたというわけです。付言すれば、私は22-24年に上代・中古に当たる「山部赤人動画講義」「伊勢物語全段動画講義」をアップしていましたから、動画講義シリーズを拡充する意味でも、近世に当たる本サイトはぜひ加えたいところでした。

古典音楽に興味がある人にとっても、古典文学に興味がある人にとっても、本サイトが有益なものとなれば、と思います。一人でも多くの人に視聴してほしい、と願うばかりです。参考までに、こちらのブログで紹介していただいているので、記しておきます。

なお、
『長等の春』編『新浮舟』編(それぞれ@歌詞解説・Aゆかりの地探訪・B演奏)、および、解説者×演奏者の鼎談で完結するつもりでしたが、29年度日本歌謡学会春季大会で『新青柳』『長等の春』の歌詞と曲調の同調について講演し、それにもとづいた『新青柳』編も、@前歌の歌詞解説と演奏/A中歌の歌詞解説と演奏/B後歌の歌詞解説と演奏、というかたちで加えました。そして、その講演では修正点が見つかり、これまでの『長等の春』編・『新浮舟』編にも同様な修正点があることがわかりました。それに関しては、『新青柳』編@で言及しています。
愛知教育大学教授 田口尚幸【ひさゆき】
29年名古屋、高名な演奏家の富田清邦先生と、招待いただいた演奏会「日韓伝統音楽の調べ」の舞台裏にて。歌詞の内容を理解することの重要性は、富田先生も言っておられました

最下段には付録があり、『長等の春』『新浮舟』以外に関する拙稿へもリンクしています(閲覧可能なもの)。


◆『長等の春』編◆
@歌詞解説

田口尚幸(『箏曲地歌五十選』著者)


原文・訳付の拙稿「地歌『長等の春』歌詞の表現世界」はこちらで閲覧可能(T節の序に原文・訳があります)


51分
Aゆかりの地探訪

福家俊彦(園城寺執事長)
×今井一恵(近松寺在住)
×田口尚幸
上(お話をうかがう)



19分
下(現地の風景)



11分
B演奏

竹山順子(歌・三絃)
×谷保範(尺八)


14分


◆『新浮舟』編◆
@歌詞解説

田口尚幸


原文・訳付の拙稿「地歌『新浮舟』歌詞の表現世界」はこちらで閲覧可能 (T節の序に原文・訳があります)


43分
Aゆかりの地探訪

坂本博司(宇治市歴史資料館館長)
×田口尚幸
上(お話をうかがう)



15分
下(現地の風景)



11分
B演奏

竹山順子×谷保範


21分


◆解説者×演奏者の鼎談◆
田口尚幸×竹山順子×谷保範

19分


◆『新青柳』編◆
@前歌の歌詞解説と演奏

田口尚幸(歌詞解説)
×竹山順子(歌・三絃)
×平山泉心(尺八)


32分


A中歌の歌詞解説と演奏

同上

19分


B後歌の歌詞解説と演奏

同上


13分


◆付録◆
原文・訳付の拙稿「地歌『こんかい』歌詞の表現世界」はこちらで閲覧可能(T節の序に原文・訳があります)

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単著専門書『箏曲地歌五十選』
姉妹編の無料公開「山部赤人動画講義」「伊勢物語全段動画講義」
上記田口×竹山師の歌詞解説と演奏の会がある「箏三絃なかにし」
竹山師の「地歌箏曲演奏家 竹山順子 公式ブログ」
谷師の「上田流尺八道 泉山会」
平山師がメンバーの「iroha」
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