はじめに(自己紹介)


田口尚幸(尚之)

平成10年5月より、研究室のサイト「愛知教育大学田口研究室」を開設しています。よろしくお願い申しあげます。

私は、昭和39年3月生まれ。 筆名の田口尚幸でとおっていますが、本名は田口尚之です。 ともにヒサユキと読みます。 高校まで出身地の岐阜県土岐市ですごし、上京。慶応義塾大学卒業、同大学院修士課程修了の後、河合塾非常勤講師、高校専任教諭を経て、平成4年4月から愛知教育大学に勤め、 現在、国語教育講座教授。 学部・大学院で上代・中古の国文学を担当。 学部で万葉集(山部赤人)・伊勢物語・蜻蛉日記、大学院で伊勢物語をあつかっており、 ほかに、箏曲地歌歌詞や小学校物語教材の講義、卒論指導なども担当しています。時に国語学的なアプローチもします。 家族は、妻と息子。3人で暮らしています。

私の主な研究対象は、大学院生の頃から現在まで一貫して伊勢物語です。 三段階成立論を多角的に検討・批判し、成立論的読みに代わるべきものとして、「相補論」=「つなぎ読み」を提唱。 最近では、第二相補論・第三相補論に当たる「可変論」にとり組んでいます 。そうした研究や伊勢物語以外の研究については、「研究の概略と業績一覧」をご覧ください。

「相補論」に関する
単著専門書としては、 『伊勢物語相補論』があります。 やはり、概略や「閲覧方法」について説明しており、「正誤表」もあります。

一般向けの
単著入門書としては、『伊勢物語入門』があります。概略や正誤表、「閲覧方法」について説明しています。「相補論」を平易に「つなぎ読み」と言い換え、その理論と実践について、学生向けに書きました。

伊勢物語関係で最もとっつきやすい本としては、
単著なぞり書き本『読めて書ける伊勢物語』があります(正誤表あり)。「つなぎ読み」を展開した上記入門書をさらにわかりやすくし、45首の恋歌を書けるようにした本です。

また、上記3冊の持論を特選し、対話形式の講義風に書き改めて平易に解説した、
無料公開「伊勢物語対話講義」もあります。全17回の読みものです。

インターネット博覧会連載「伊勢物語で遊ぼう」は、博覧会で講談社が運営していたサイト「デジタル王朝文学館」から移し、後に全面改訂を行ないました。インターネット世代向けに1-37段までの「つなぎ読み」を示した、全16回の読みものです。速読&プリントアウト用に「ダイジェスト版」も用意し、こちらも全面改訂してあります。

伊勢物語以外の研究対象としては山部赤人があり、
単著専門書『万葉赤人歌の表現方法』を刊行しました(正誤表あり)。

その本でやり残した問題を解こうと執筆しはじめた論文を一書にまとめた、『上代イニシヘ/ムカシ考』もあります(正誤表あり)。国文学者の私が、国語学的なアプローチをしています。

月刊誌「邦楽ジャーナル」で好評だった箏曲地歌歌詞の解説と訳は、連載40曲の補訂版に書き下ろし10曲を加え、
単著注釈書として刊行しました。『箏曲地歌五十選』。邦楽関係者・愛好家の方は、読んでみてください。もう所持されている方は、正誤表をご覧ください。

そして、動画講義シリーズとして、
無料公開「山部赤人動画講義」「伊勢物語全段動画講義」「地歌動画講義」があります。さらに、それら計71本(14+43+14本で、後述の夢ナビTALK&LIVE2本は除く)のダイジェスト版として、計17(6+9+2)本のフェイスブックページ「田口尚幸古典文学動画選集」もあります。

学外における啓蒙については、「一般向け活動」に、講師、監修、テレビ・ラジオ出演新聞記事の一覧があります。

受験生向けには、教育人会議インタビュー「『古典文学なんて退屈』と決めつけないで!」 「『夢ナビ』で出会った、憧れの先生の研究室へ」や、
学問発見プログラム夢ナビ講義「山部赤人はなぜ歌聖か」「作者の周到な計算を知ればさらに楽しい『ごんぎつね』」もあります。夢ナビTALK(5分)「前頭葉直撃の古典文学〜歌聖赤人の吉野讃歌」 講義動画(21分)「山部赤人はなぜ歌聖か&受講した高校生のコメント」 は平易で面白い動画講義ですので、ぜひご覧ください。

愛知教育大学近くの伊勢物語旧跡も紹介しています。 写真を中心とした簡単な案内「三河八橋の伊勢物語旧跡案内」です。

国文学関係中心の「リンク集」も、オマケ程度につくってあります。



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